本の読み方

本が読めない、しかし読んだ方がよい気がするという声をよく見聞きする。読んだ方がよい本というものがあるかはわからないが、読めるに越したことがないのはもちろんだ。そこで僭越ながら、わたしの本の読み方を共有してみようと思う。参考にするなり、反面…

科学・人文学・アカデミズム

タイトルの意味 人文学を大学の中で生き残らせたいならば、大学が人文学を保護する意義をしっかりと説明する必要がある。たとえば人文学が人類に必要であると言ったところで、それを大学が保護する必要があると説明できてはいない。人文学を保護する意義を説…

東大オケ定演2018/01/14

今日聴いた東大オケの定期演奏会で、オーケストラの生演奏を聴くのは3回目(記憶にある限り)。めっちゃ良い体験だったので書き残しておきたい。ちなみに過去2回は東京外国語大学のオケだった。誘ってくれた友人に感謝したい。 それで、良かったと思えた根拠…

無性別主義を夢想する

性別神話と言うべきものについて 10代~20代で恋愛経験を積んで、30歳くらいで結婚して子どもをもうける。そうしたら女性は家人として、男性は稼ぎ手として、家庭を支える。こうすることで、個人が幸せであるばかりか、人間の再生産を行い、国家民族を維持す…

誠実であることは不可能だ

人に対して誠実であることは難しい。誰それは誠実だというとき、誠実という言葉は何を表しているだろうか。この観点から考えることで、誠実であることの困難さ、もっと踏み込んで不可能さを考察してみたいと思う。 たとえば、うそをつく人は誠実とは言えない…

純理部会日記2017年7月28日(金)

カントの計算概念、およびカテゴリーに関してのスコラ哲学者たちへの批判について 参加者 O、K、わたし pp.149~161 第三節 純粋悟性概念即ちカテゴリーについて この節は総合の説明に始まり、構想力の導入、カテゴリー表の導入、アリストテレスのカテゴリー…

ペダンティックな『キミにきめた!』(ボロボロにネタバレあり)

いくつもの文脈が切り貼りされている 今夏のポケモン映画はサトシの出発を改めて描くということで何年かぶりに見にいきました。 今の子どもたちが見るものなのでどれほどわたしのような世代に楽しめるのかわかりませんでしたが、思った以上にアニメ(とくに…

ちょっと文章を書いてみる

純理部会日記 2017年7月20日 某所で『純粋理性批判』の読書会をしているので日記をつけることにしました。テキストは篠田英雄訳、岩波文庫。 本当は先験的論理学の最初からやろうと思ったのですが、めんどうで引き延ばしているうちに次の回がやってきてしま…